大阪シティクルーズとは?
大阪は、江戸時代には「浪速の八百八橋」と称されるほど町の産業・商売・暮らしと川や堀とが密接に関係していましたが、時代が進み、現在では都心部に張り巡らされていた堀川の多くが埋め立てられて道路となってしまいました。それでも市域面積の約1割が「川」で占められており、都心部に「水の回廊」を有する世界でも稀な都市であることが再認識されています。
本年5月には、2009 年(平成21)の夏から秋にかけて実施される「水都大阪2009」の基本計画が大阪府・大阪市・経済界によって発表されました。「水都大阪2009」は、水都再生のムーブメントを起こし、「川」をテーマにした街づくり運動を活性化する事業です。この中の重要な取組みのひとつである舟運プロジェクトでは、「大阪の都市河川にかつての賑わいを復活させて、『川』を大阪のブランドとする」ことを目的としています。
また、「水都」は「大阪ブランド」のひとつでもあります。昨年、大阪ブランドコミッティが策定し、発表した大阪ブランド資源報告書では、「大阪のもつ様々な歴史的・文化的な資源や魅力ある水辺の空間や景観を様々な角度から切り出し、新たなテーマのもとに再構成すること、及び新たに水都大阪を強く印象づけるためのシンボルを創造することによって、水都大阪を発信するブランド展開を試みること」を提唱しています。
大阪シティクルーズ推進協議会は、このような機会を捉えて、大阪の舟運事業者だけでなく、水都大阪の再生を願う市民や企業、行政が手を携えて、大阪の魅力を発掘、再発見して、その価値を高めることを目的とするものです。具体的には、大阪都心部の河川及び大阪湾近海をめぐる舟運ルートや舟運事業商品の総称並びにネットワークの共通の呼称として「大阪シティクルーズ」を使用し、定着を図っていきます。そして、「大阪シティクルーズ」という呼称のもとに提供する各舟運事業関連サービスを広く普及させ、「水都大阪」を発信していきたいと考えています。